プロジェクトについて

MOMO TULSI PROJECTは、自浄作用のあるトゥルシー(ホーリーバジル)を栽培することで、大気と土壌をきれいに保つという目的をベースに、人と地域とが繋がりながら、恩恵を受けている自然に感謝する意識を育てる活動をしています。

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このハーブは“トゥルシー”という神の化身とされ「比類なきもの」という意味を持ちます。オゾンを大量に発生するとされ、古代より浄化・活性を担う万能な薬草として世界各地で大切に育てられてきました。
地球環境が悪化し、大気汚染などが騒がれる時代になり、一人ひとりが自分事としてできることをしなければならないと考える中で、農作業を通しこの作物を育てることは、いま自分達が生きている大地への愛着を取り戻し、地球環境の改善の一環を担うものです。この活動は北海道で2007年より発足した『NPO地球環境プロジェクトウィズアース』が前身となります。農作業を通して、大地と食べ物に感謝する意識を育てる市民活動団体として、幼児からお年寄りまで30名程度のメンバーで発足しました。その後、空気と土壌を綺麗にする“トゥルシー”(ホーリーバジル)の栽培を手掛けることに特化した活動となっております。

北海道は豊富な自然環境の中にも、負の遺産を残した大地であります。
先住民族への感謝、開拓期の先人への労い、強制労働を強いられた方々への鎮魂への祈りを持ちながら活動することで、北海道が持つ本当の力を取り戻し、前進する力になるものと思っています。また、北海道に住む方達に、そして副産物を流通する事で日本全国の方に、それぞれが住んでいる大地を大切にする意識を持って頂く一助となればと願います。

島松沢の地で・・・

北海道の恵庭市と北広島市にまたがる島松沢という地区は、クラーク博士が言われた『boys be ambitious~青年よ大志を抱け』という言葉を残した場所、さらに中山久蔵さんが開拓した寒地稲作発祥の地でもあり、明治天皇がお立ち寄りになった由緒ある土地です。国の史跡に指定されている「旧島松駅逓所」の主である、中山久蔵さんの子孫の方からお借りした土地で栽培しています。
中山さんが、北海道米1号の赤毛種を道内各地にお配りしたご功績の末に北海道が発展したように、ここから、また、北海道の豊かさが広がる活動をして行きたいと思っています。

クラーク石造

北海道恵庭市島松沢の畑
北海道恵庭市島松沢の畑

北海道恵庭市島松沢の畑
北海道恵庭市島松沢の畑

ネーミングのMOMOはミヒャエルエンデの児童文学「モモ」 からいただきました。
ただそのスペースに居るだけで、何も言わずして人々の心を癒し・開き・要らないものを捨てる力を与え・前進をサポートしてくれる・・・このホーリーバジル・トゥルシーにはそんなモモのような、自分の中の真理に・・・魂の核に繋がり目覚めさせてくれるような力があるように感じられたからです。

代表あいさつ

代表/相川さおり

この自浄作用のあるトゥルシー(ホーリーバジル)を栽培する活動を始めるきっかけとして、限りなく発展を遂げてきた物質社会の中でありながら、個人レベルではあまりにも心身のバランスを崩している現状を思い、生物としての原点に立ち還る事が必要なので はないかと言う観点から発足に至りました。

土に触り空気を吸い、自然の恩恵を受けて生きている事を体感することは、理屈抜きに私達を本来の姿に戻してくれます。
実際に体験し、体感する事を通して、あらゆる場面で不自然になってしまった社会や環境システムが、人間の意識と意志をもって、本来の自然の成り立ちを取り戻すことに繋がればと願います。

陰に隠れて見えない傷づいた自然破壊を真正面から直視し、完全なる相互作用で営まれる自然の恩恵の中で、共存共生しながら生きるという生物の有りのままの姿にリバランスする事をベースに考え、永続可能な社会と環境システムを目指し、日本列島の先頭にある北海道から元気にする活動を発信してまいります。

皆さま どうぞご協力宜しくお願いします。

相川 さおり