島松沢のバジル達のお嫁入り準備。お化粧直し作業で皆さん奮闘です。
化粧品の原材料として北海道から佐賀へ
先日、某化粧品製造メーカー様からご依頼頂きまして、北海道で大切に育てたホーリーバジル達を大量に納品させて頂きました。
お急ぎとのことで、急遽お手伝いの方にお声掛けして、ホーリーバジルの枝取りや選別作業を致しました。
MOMO TULSI PROJECTにとって、これだけたくさんの(数十キロもの)バジルをお渡しするのは初めてでしたが、短期間で寝ずに??作業をお手伝い頂きました皆様のおかげで無事発送することが出来ました。
この度、お声掛け頂いたメーカー様、そして、選別作業をお手伝い頂きました方々、ひとえに、感謝でございます。
しかし、やっぱりこのホーリーバジルは『比類なきもの』と言われる通り、携わる毎に有難みを抱かせられます。
この作業をしている間中、ずっと対話するようにバジルに向けての言葉が出て来るんですね。
『どうか世の中の助けになってね・・』『みんなに可愛がられてね・・』そう言って娘たちを育てる様に旅立ついつかを願って育てたバジル達が、出荷される時はいつも母の心になってしまいます。
島松沢で育てた思い出がたくさんたくさん思い出され、この袋は何回目かの収穫のものだとか、あそこの場所に掛けて乾かしたものだとか、全部わかるんでよね。
今回バジルがお嫁入りしたのは佐賀。北海道と佐賀はご縁がありますようで、150年程前 「北海道開拓の父」と語り継がれ、今でも「判官さま」と親しまれる 佐賀藩士 島義勇さんが開拓を進めてくださったお陰で今の北海道に繋がっております。
その島さんのご出身の佐賀に、同じく150年程前に無理だと言われ続けた末に寒地稲作を成功させ北海道米第一号を生み出した北海道米の父 中山久蔵氏の土地をお借りして育てたこのホーリーバジルが北海道の開拓の恩返しに渡ったかの如くに感じられ、感慨深く作業を進める体験となりました。
行きたいところに行き、咲きたいところに咲くこの女神は、きっとそれぞれの場所で甘い香りを発して皆さまの幸運をサポートしてくれる事でしょう。
ちょうど、こんな記事がありました。
佐賀と北海道「150年」機に交流促進へ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170418-00010004-saga-l41
札幌で島義勇顕彰祭 山口知事ら県関係40人も参列
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/422313
ちょうど、判官さまの銅像がある北海道神宮の例祭は明日6月15日です。
佐賀に北海道のホーリーバジルが到着するのも明日6月15日。
150年を経て、恩返しの親善大使役を無事果たして欲しいと願うばかりでございます。